
007.
ウコンガサ Hygrophorus chrysodon
ヌメリガサ科ヌメリガサ属
小〜中型で薄いレモン色の華奢なキノコです。
粘性は弱く、柄は粉を吹いたような感じです。
食感が心もとないですが、味は悪くないのでよく採ってます。
ヌメリガサ科はなんとも分類がすっきりしない科でして、
ヌメリガサ属もこのような指先で潰せてしまえそうな弱々しいキノコのグループと、
踏んづけないと潰せないような大型のグループがはっきり分かれていて、
できれば亜属まできっちり分けてもらいたいです。

008.
カクミノシメジ
この辺をご参照ください(別窓で開いた方がいいかも)>
2007/09/22 キノコ狩り 2/3

009.
ホテイダマシ Clitocybe sp.
キシメジ科カヤタケ属
ホテイシメジと比べると肉が薄く、柄が細いです。
色は帯黄褐色です。
飲酒とともに食べても中毒しないとされていますが、私はお酒を飲まないので定かなことはわかりません。
癖がなく、美味しいキノコです。

010.
ナラタケ
2005年の記事でナラタケの性質についていくつか紹介しました。
他にもいくつか紹介してみたいと思います。
ナラタケ病という言葉があります。
通常、ナラタケは種々の枯木から生えます。
山でも、伐採後の切り株を狙うとたくさん採れたりします。
ところが、ナラタケは生きた木を襲って枯らしてしまう事もあります。
林業関係ではナラタケ病と呼んで恐れられています。
通常キノコ類が嫌うので腐りにくいヒノキすらその毒牙にかかってしまいます。
ナラタケの仲間は世界中に分布しており、
各国でナラタケ病が林業や果樹園などに甚大な被害を与えているといいます。
多分栽培も難しくないと思うのですが、いろいろと
菌糸が集まって束状になったものを菌糸束と呼びます。
ナラタケの菌糸束は特に発達しています。
菌糸束の表面に黒い皮を形成し、外界のストレスから保護する性質があります。
これを根状菌糸束と呼びます。
こうして地中に広がり、ナラタケ病の被害を蔓延させていきます。
1992年356号のNature誌に、世界最大の生物は広大な土地に菌糸束を蔓延させたナラタケの仲間(ヤワナラタケ Armillariella gallica)だとする研究報告が掲載されています。
さらに驚くことにナラタケの菌糸束の若いものには発光する性質があります。
前に、ナラタケの菌糸を培養して根状菌糸束を作らせてみたことがあるのですが、うまく発光は観察できませんでした。
おそらく、かなり微弱な発光で、条件もいろいろそろわないといけなかったのだと思います。
私の知っているナラタケはこんなキノコです。

011.
タマゴタケ
この辺をご参照ください>
2005/09/17 キノコ狩り 2/2
2007/09/22 キノコ狩り 1/3
2007/09/22 キノコ狩り 2/3

012.
チャナメツムタケ
この辺をご参照ください>
2005/09/17 キノコ狩り 2/2
2007/09/22 キノコ狩り 2/3

013.
フウセンタケ科フウセンタケ属
アブラシメジとはずい分印象の違うキノコです。
群生する性質があるので採れるときは採れるのですが、
採れないときはさっぱりです。
訂正
クリフウセンタケではなく、ショウゲンジの誤りです。
ショウゲンジ Rozities caperata
フウセンタケ科ショウゲンジ属
やはり食用として大変美味なキノコです。

014.
ハナイグチ
この辺をご参照ください>
2005/09/17 キノコ狩り 2/2
2007/09/22 キノコ狩り 1/3
2007/09/22 キノコ狩り 2/3

015.
シロヌメリイグチ
この辺をご参照ください>
2005/09/17 キノコ狩り 2/2
2007/09/22 キノコ狩り 1/3

016.
カワリハツ Russula cyanoxantha
ベニタケ科ベニタケ属
小さいのは幼菌かな?と思ったんですがよくわかりません。
もう食べちゃいました(笑
この辺をご参照ください>
2005/09/17 キノコ狩り 2/2

017.
アイタケ
この辺をご参照ください>
2007/09/22 キノコ狩り 2/3
カバイロハツ? Russula sp.
ベニタケ科ベニタケ属
中〜大型のやけにしっかりしたキノコです。
味や匂いに特徴はありません。
調べても正体がわからなかったので後ろ髪を引かれながら食べずに捨てました。

020.
キハツダケ
この辺をご参照ください>
2005/09/17 キノコ狩り 2/2

021.
アカモミタケ
この辺をご参照ください>
2005/09/17 キノコ狩り 2/2
2007/09/22 キノコ狩り 2/3

022.
クロカワ
この辺をご参照ください>
2005/09/17 キノコ狩り 2/2

023.
ホコリタケ (キツネノチャブクロ) Lycoperdon perlatum
腹菌亜綱ホコリタケ目ホコリタケ科
傘型のキノコと違って、内部に胞子を作って破れた穴から胞子を噴出させます。
胞子が出来てしまったものは食べられませんが、内部がまだ白いうちは食べられます。
少しでも黄色みを帯びていたら変な匂いが出て美味しくないです。
そのまま炒めて食べてもいいですし、表皮をむくと生麩のような食感です。
風味が濃く、意外と美味しいので気に入ってよく採ってます。

024.
アカモミタケとキハツダケの天ぷら
油料理に合うキノコですね。
手前に切り口見せるために置いてあります。
他に、ミョウガ、マイタケ、ナス、カボチャ、ピーマン等が盛り付けてあります。

025.
茶碗蒸し
詳しい中身は忘れてしまいましたが、ホンシメジとホコリタケが入ってます。

026.
アカモミタケとキハツダケとショウゲンジを甘辛く炒り付けた常備菜です。
このまま食べてもいいですが、大根おろしと和えていただきました。
ご飯に混ぜてもいいです。
撮影はすべて
Nikon COOLPIX990
更新 2007/10/25 訂正
2008/09/27 リンク修正
この前ほたる石画帖にお邪魔したとき
このブログを知って拝見させていただきました♪
私、きのこ大好きなんです(*^^*)(^-^)(^-^)
冷蔵庫の中にはなにかかしらのきのこがいつも待機?しています(*^^*)
それにしてもおいしそうなきのこの天ぷらですね♪
私はどうも天ぷら苦手(^^;)
作るのは天丼を食べたくなった時に作るかき揚げぐらいなんですよ(^_^;)(^^;)(*^^*)
これからますますキノコが美味しくなる時期ですね。
天ぷらは面倒なのでそうしょっちゅうは作らないですが、
夏野菜が出回ったり春野菜が出回るとつい食べたくなってやってます。
特にマイタケのは大好きなんです。